「令和4年度の酒造りに向けて」

令和4年度の酒造りが始まりました。
なんとか出口が見えてきたコロナ禍における3期目の仕込みです。
前期よりも仕込みが増え、特に季節商品は大きく戻ってきました。
量に追われる時間をよりじっくりと造る時間へと取り組めた経験は新たな気づき
を与えてくれました。今年はすべての仕込みで細かく手を入れて、さらに改良を
続ける年にしたいと思います。ご愛飲の皆様のご期待に応え、「嘉泉」「田むら」
ファンのみならず、日本酒ファンの取り込みに貢献できるような“うまい酒”を
造り続けたいものです。

トピックスとしては、久しぶりに蔵人チームに新人が入社しました。
初めて仕事を体験し覚えていくのは、勝手がわからず大変なことばかりです。
先任と共にフォローしていく中で、蔵人の新しい「和」を創造し『和醸良酒』を
体現していく素晴らしい機会を大切にしていきたいと思います。
まずは丁寧に仕事を覚えていいただき、共に蔵人として成長を目指していきます!

さて、本年2022年は当蔵創業200周年の節目です。

200年前から綿々と渡されてきた田村酒造場の酒造りのバトンを、200年後の今、
自分が手にしているのです。職場である酒造蔵もおおよそ200歳。敷地内の大欅に
至っては5~600歳。そう考えると、圧倒されるものを感じます。
飲んで下さる皆様がいて、酒造りが続いていくのですが、積み重なった歴史に
触れたときプレッシャー感じることもありますが、その価値は素晴らしいものです。

今年も嘉泉の酒造りに一層のご期待をください。

杜氏 高橋