「春苦み、夏は酢のもの、秋辛味、冬は油と合点して食え」
食育・食養を唱えた明治時代の食養研究家・石塚左玄の言葉です。
春は苦みで冬に溜めた脂肪や老廃物を排出し、身体が目を覚ます。
夏はさっぱりとした酸味で食欲増進し、食中毒を予防する。
秋は身体が温まる陽の食材に辛味、塩味をきかせてたくさん食べる。
冬は脂を多めにとって、寒さに打ち勝ち、元気に過ごす。
日本には四季があり、季節ごとの旬の食材は私たちの身体のリズムに合っています。季節に合わせた歳事や行事も楽しめます。そして日本酒もまた季節に合わせた楽しみがあります。
便利な世の中になりましたが、旬がわかりにくくなったという言葉も聞こえます。
田村酒造場では旬の食材や旬の酒を暮らしを彩る歳時記、イベントと取り合わせてご紹介いたします。読めば飲みっぱぐれることもありません。
食が楽しくなれば、酒もまた楽し。お役に立てれば幸いです。