酒蔵百景

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大吟醸 對鴎 松平定信公書

「丁寧に造って、丁寧に売る」KASEN Project 創業文政五年(1822年)

「大吟醸 對鴎」のラベルは蔵元宅にある松平定信公(1758-1829)の書。左上の印は、号で楽翁(らくおう)と読む。
第11代将軍・徳川家斉のもと老中となり、在任中(1787-1793)に幕政再建のために行った「寛政の改革」で知られる人物。実は、江戸のお酒の品質向上のきっかけをつくってくれた方。
当時、酒の一大消費地である江戸で消費される酒は、上方(京都・大阪など)の伊丹や灘で造られた酒(「下り酒」と呼ぶ)。江戸の民衆の酒代が上方に流れてしまうのを阻止するため、「江戸地廻り酒」の活性化と技術向上を促すこととなりました。江戸幕府監督の下、酒米を貸与し関東で造った酒(「御免関東上酒」という)は、下り酒に劣らぬ品質を目標として掲げました。江戸(関東)の酒造業が新しい段階へと進むこととなります。
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對鴎(たいおう)の意:「鴎(かもめ)に対(たい)す」
捕まえんとすれば逃げる鴎も、あるがままに対すれば自ら寄る。

大吟醸 對鴎 松平定信公書

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