酒蔵百景

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上槽~袋吊り9

「丁寧に造って、丁寧に売る」KASEN Project 創業文政五年(1822年)

上槽~袋吊り
斗瓶(とびん:18L瓶)に集まってきた清酒。はじめは澱(おり)が混ざっていて、白く濁っている。この最初の部分の酒を「あらばしり」と呼び、その後「中汲み(なかぐみ)」と呼ばれる濁りのない清酒を集めます。搾りの最後部分は「せめ」と呼びます。

上槽とは醪(もろみ)を搾って、清酒と酒粕に分ける工程です。袋吊りの酒は、酒袋の中に入れた醪が自然に滴ってくるところを採ったものです。当蔵では鑑評会などの出品酒のみ、この袋吊り搾りを行います。ちなみに、業界南部蔵人内では「袋吊り」より「首吊り」呼称が通常とのこと。

上槽~袋吊り9

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