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甑(こしき)倒し 甑とは、米を蒸す大きなセイロのような道具のことを言います。この甑を倒してしまうということは、今期の酒造りにおいて、米を蒸す必要がなくなったことを意味します。酒蔵では秋口から毎日米が蒸され、麹や酒母、仕込みに使われてきました。そして春になり、最後の蒸米が出されたとき、酒蔵ではそろそろ今期の造りもそろそろ終わりであると、蔵元が主催する宴をもつ慣わしがあり、これを「甑倒し」と呼びます。 嘉泉では今でも昔ながらのやり方で、厳粛に儀式が執り行われます。酒蔵二階の座敷において、酒造りの神様・松尾大明神に祈りを捧げ、今期も無事酒造りができたこと、いい酒が醸されたことを感謝するのです。蔵人は全員、半纏に前掛けという正装、頭・塚本さんの音頭で、南部杜氏直伝の酒造り唄が蔵に響き渡るのです。とはいえ、酒造りを前にした秋の「もと日待ち」と違い、ひと冬の疲れをねぎらう、開放感あふれた宴が繰り広げられるのです。 |
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| 皆造(かいぞう) 今期の酒造りがすべて終了したことを意味します。蒸米作業が終了しても、仕込みタンクではそれから20日前後、醪が発酵を大切に見守られて成長を続けます。そして搾られて酒となるわけですが、最後のタンクを搾り終えたとき、今期の酒造りがようやく終了となるわけです(もちろん、製品化のいろいろな作業は残っていますが)。嘉泉では大体、4月いっぱいで皆造となるでしょうか。 |
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| 鑑評会 酒造りを志す者にとって、最高の栄誉が全国新酒鑑評会で金賞をとることです。杜氏が朝から晩まで寄り添い、醸した大吟醸の醪を、袋に取り、重力という力のみで搾った最高の酒が日本全国から寄せられるのです。発表は5月中旬。嘉泉ではその前に、3月に東京都の鑑評会と、製造部全員が南部杜氏協会の県外会員でもありますから、4月に行われる「南部杜氏自醸清酒鑑評会」にも出品します。 |
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| 呑み切り 毎年6月に行われる、酒蔵に夏の訪れを告げる大切な行事です。その冬に醸され貯蔵してあるお酒をタンクの呑み口(バルブ)より、初めて取り出し、酒質を検査することをいいます。昔は木桶で貯蔵していましたから、火落ち菌が侵入しやすくお酒が白く濁ってしまうこともままあったそうです。雑菌の繁殖は気温が上昇するにつれ盛んになるので、昔から6月になると、郷里に帰った杜氏が酒蔵にやってきて、当主立会いの下、1本1本検査をしたのでした。 今では完全密閉されるタンクですから、雑菌侵入の心配はないのですが、東京都の蔵元の酒が一堂に、国税局鑑定官も立会い、酒質と熟成具合などを中心に検査をしています。 |
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| 八雲神社祭礼 毎年7月最後の土曜、日曜に、福生最大のお祭りが行われます。何といっても見どころは、嘉泉のお膝元・永田町会の神輿。何と嘉泉の酒樽で毎年作られる、珍しい樽神輿なのです。町内を練り歩く神輿は、休憩する家々で、手料理と酒でもてなされます。赤飯、天ぷら、煮物、唐揚げ、コロッケ・・、各家々でさまざまなお料理が振舞われると言う、昔ながらの祭りの風景が、ここ永田界隈にはちゃんと残っているのです。 |
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| ふっさ七夕まつり 福生といえば、「七夕」と異名をとるほど、近隣はもちろん、遠方からもお客がやってくる、福生の一大イベントが今年も開催されます。趣向を凝らした七夕飾りや各種イベントも見逃せませんが、造り酒屋が2件ある福生ならではのコーナー、「福生地酒まつり」は毎年、大盛況。嘉泉と多満自慢の2銘柄が楽しめます。嘉泉にとっては、お客さんとのコミュニケーションが何よりうれしい、祭りの夜となります。 |
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