言ノ葉

【杜氏】平成25年度の酒造りに向けて

  • 言ノ葉
  • 2013.10.01

平成25年度の酒造りが始まりました。
例年、夏期休暇中は一端仕事から離れて、精神を解放するのですが
今年は雑務が何かと発生して、そのままシーズンインしてしまいました。
こういうケースはあまりないことなので、何か影響があるかなと思いましたが、しっかり酒造りに気持ちが切り替わりました。
さて、今年の酒造りについて。昨年同様、悩み事は「酒米」です。
年々、酒米の確保が難しくなっており、見通しがたてにくいのです。
流通システム上の問題に加え、今年は自然災害や長雨の影響もありそうです。
希望通りの量が入るか、品種は揃うかなど心配して、手を尽くして情報収集している今日この頃です。米の出来について、はっきりしたことがわかるのは11月。酒米の確保が確実になって、はじめて酒造りのプランに入れますので今は、落ち着かない気持ちで豊作を祈っています。
今年、自分に課したテーマとしては「全国新酒鑑評会」の入賞です。
普段、田村酒造場らしい酒造りは出来ていて、おかげさまで田むらをはじめ生産量は上がっているのですが、今年は初心に返って「全国新酒鑑評会」の攻略に取り組みたいと思っています。「全国新酒鑑評会」に入賞するには「全国新酒鑑評会」に入賞するための酒を造らないといけません。
少し煮詰まっている部分もあるので、長年の試行錯誤を一端、脇において、0スタートに立ち返ってみようかなと考えました。
東京国税局鑑定官室にも出向いて、アドバイスや情報を頂くなど、勉強をし直しています。そのなかで、普段の酒造りにもいかせるような視点とも出会うことができました。きっと田村酒造場全体の酒質の向上につながると思います。
さて、いつも変わらない酒造りのモットーは「どの酒も、より旨く」。
今年も精進して参りますので、どうぞご期待下さい。
杜氏 高橋