言ノ葉

【蔵元】2020年 年頭所感

  • 言ノ葉
  • 2020.01.01

読者の皆様、あけましておめでとうございます。
平素は嘉泉のご愛顧ならびにメールマガジンのご購読をいただき
誠にありがとうございます。田村酒造場 田村半十郎でございます。

昨年は無事に改元を迎え、風雅な響きの「令和」の時代が始まりました。
私も令和元年が人生一巡りの還暦でしたので、揃って歩んでいきたいと思います。

今年の話題はなんといっても待ちに待った東京2020オリンピックでしょう。
この年頭所感でも随分前から取り上げましたが、いざとなってみれば想定以上に来日観光客が増え、日本の名だたる観光地だけではなく、当蔵がある西多摩エリアでも、普遍的に海外観光客の方々を見かけるようになりました。今風に言えばインスタ映えというのでしょうか。
はっとするような美しさがあれば、アクセスが多少不便であろうが、山の上や渓谷に至るまで、精力的に足を運んでらっしゃり、街ではB級グルメから郷土料理までなんでもトライされている様子。出不精の日本人より、よほどディープに日本を味わい、満喫されている方もいらっしゃるかもしれません。

同様にローカルフードとして、地酒 Local Sakeと地域に根付いた素材や料理とのペアリングの楽しみも浸透してきたように思います。

さて、そんな昨今を眺め見て、わが町福生市では本年、秋に何やらPRイベントを行うよう
です。まだ詳細が固まっているわけではないのですが、田村酒造場も蔵開きを計画しております。1822年の創業以来、一般のお客様を多数迎え入れた記録がありませんから、約200年の歴史の中で初めての催しではないでしょうか。

ただ、当蔵は日頃、酒造蔵としてひたすらに酒造りを行っておりまして、飲食施設や観光施設もありません。蔵見学は10人以上の完全予約制でお願いし、酒造りが落ち着いている期間のみ月1回で少人数の蔵見学も企画している状況です。おもてなしがどこまでできるのか、心配は尽きません。

しかし、せっかく日本、それもTOKYOやSAKEに注目が集まっている機会ですから、思い切って試行錯誤してみたいと思います。まだ漠然としつつ、当蔵や地域の歴史、文化財、歳時等について体感いただけるような企画が田村酒造場らしいように感じています。

【ご参考】
当蔵の歴史
http://www.seishu-kasen.com/history


蔵歳時記
http://www.seishu-kasen.com/kurasaijiki


文化遺産
http://www.seishu-kasen.com/bunkaisan



本年も精進してまいります。どうぞご期待ください。

                        田村半十郎